メンズスーツを着こなすためには色に対する知識も必要です。まずメンズスーツの基本となる色は紺とグレーで、柄は無地となります。
ブラウンやグリーンなどのメンズスーツは、どちらかというとカジュアル感が強く感じられてしまいます。近年人気のブラックはフォーマルスーツの基本であるので、ビジネスシーンで着こなすのは意外と難しいようです。
また、色と共に柄も重要で、基本となる無地以外にチョークストライプ、ペンシルストライプ、シャドーストライプやグレンチェックなどは基本的なメンズスーツの柄といえます。メンズスーツの基本的な色と柄を押さえたなら、是非ネクタイも慎重にコーディネイトして、粋な着こなしをしてみてください。
メンズスーツの着こなし方のポイントとして、ブリティッシュスタイルに欠かせないサスペンダーについてとりあげてみましょう。
サスペンダーといってもその種類は豊富で、ブリティッシュスタイル志向の人は「ブリティッシュグリーン エディンバラ」がお勧めです。クラシカルスタイル志向の人には「トラファルガー」が喜ばれるでしょう。
また、アメリカブランドの「ポール・スチュアート」もお勧めで、メンズスーツに合うサスペンダーが充実しています。
サスペンダーの型としては、クリップ式とボタン式があり、ボタン式の場合、付属のボタンを自分でパンツの内側に縫い付けることになります。しかし、メンズスーツのサスペンダーをより楽しむには、はじめからベルト通しがないパンツにサスペンダーで颯爽と着こなしたいですね。
メンズフォーマルスーツの着こなしの参考にコーディネイト例をご紹介しましょう。昼のフォーマルスーツは、モーニングコートやブラックのフォーマルスーツに、白のウィングカラーシャツやストライプのウィングクレリックシャツを合わせます。ネクタイはシルバーや白のカラー、チーフはシルクの白無地でコーディネートします。3つボタン・3ピースの黒いメンズスーツや、流行に左右されないベーシックなダブルのメンズスーツでもいいでしょう。
夜のフォーマルスーツは、1つボタンの黒のタキシードや上質で光沢のある黒のフォーマルスーツに、白のフォーマルシャツやウィングカラーのシャツを合わせます。ネクタイは、パステルカラーのフォーマルタイをコーディネートしたり、フォーマルシャツのボタンをはずしてアスコットタイをつけてもエレガントできれいです。
ネクタイの代わりに蝶ネクタイとカマーバンドをつければ、さらにフォーマル度がアップするでしょう。足元は黒のオペラパンプスがよく合います。メンズフォーマルスーツの着こなしの参考にして下さい。
メンズスーツを流行のコーディネートでおしゃれに着こなすにはどうすればよいでしょうか?メンズスーツをビジネスシーンで着る場合のいくつかのコーディーネイトをご紹介します。エレガントなビジネスシーンのコーディネイトとしては、まずスーツは流行であるグレーのスーツに、トパーズ・ルビー・サファイヤなどを連想させるジュエリーカラーのネクタイやチーフをコーディネートすると英国調でエレガンスなスタイルを演出できます。
またグレーのメンズスーツを定番風にコーディネートしたい場合は、ネクタイをエンジのレジメンタル・ストライプ・タイ(英国連隊がつけていた斜めストライプ柄のネクタイ)などにすればシンプルな着こなしができます。足元をウィングチップなどをコーディネートすれば、定番の中にもエレガンスさのある着こなしをすることが出来ます。
また、英国調の代表である、千鳥格子のウール素材のメンズスーツや、3つボタンスーツに、チャッカーブーツ(2・3このハトメの付いた紐靴タイプのアンクルブーツ)をあわせると、クラシカルな雰囲気で着こなすことが出来ます。お好みのビジネスシーンのスタイルはありましたか?